ナビで案内してもらいながらFire TVを見る方法ないかな~。
でも僕の車、そもそもHDMIの入力端子付いてないからFire TV Stick付けれない。
こんな悩みを持っている人いませんか?
恋人や家族とドライブ、旅行に行った時の長距離走行や渋滞の暇つぶしにFire TV Stickで映画やYouTubeが見られたら楽しみの幅が広がりますよね。子供のぐずり対策にも最適ですし!
そこでこの記事では私がCX-5(2017年式)でFire TV Stickを追加モニタと簡単な取付部品だけで見れるようにした方法を紹介します。
ちなみにこの方法はCX-5以外でも可能なのと、車にナビが付いていればナビとFire TVの同時視聴が可能になります。
環境構築のために前提とした条件
私がFire TVを視聴可能にするための環境構築にあたり、以下の条件を前提としていましたので同じような条件を考えている人には参考になるはずです。
Fire TV Stickを見るために購入したもの
購入する商品は必須で購入するものと必要に応じて購入するものがありますのでそれぞれ紹介します。
必須で購入するもの
車載用オンダッシュモニタ
既存ナビの画面サイズが7インチと小さめなので9~10インチでコストパフォーマンスが良い物を探して購入しました。
画面解像度が[800×640]で最近のモニタとしては低解像度なのが気になりましたが、実際に装着して使ってみるとまったく気にならないきれいさです。
家のテレビの大画面などで見るのであれば少しでも解像度の高いきれいな画面が欲しいところですが、車で9インチの画面で見るレベルであれば全く問題ないと感じました。
逆に[800×640]でこんなにきれいなの、と思ってしまうくらいです。
あとこの商品の一番良いところは安さです。私が購入した時は4,780円でした。
時期やキャンペーンなどによって異なるようですが、「最悪失敗してもこの価格なら諦められる」くらいに思ってました。ですが費用対効果抜群で大満足です。
モニタの付属品としてダッシュボード貼付用のモニタスタンドが付属していますが、私は貼付したくないので使っていません。
エアコン吹出口用モニタスタンド
ダッシュボードに貼り付けしないためにエアコンの吹出口に取付け可能なモニタスタンドを購入しました。
エアコン吹出口のフィンの形状が横型または縦型で奥行きが17mm以下、間隔が5mm以上のものに対応しています。
丸型やフィンの形状が合わない場合は使用出来ないので、モニタに付属しているダッシュボード貼付用のスタンドを使用してください。
取付けた感じは意外とがっちりと固定されるので、ぶらぶらした感じもなく安定感があります。
また、ダッシュボード貼付の場合だとフロントの視界の邪魔になりますが、エアコン吹出口だとまったく邪魔になりません。
CX-5に取付ける場合の補足ですが、エアコン吹出口のフィンの奥行きが長いようで付属のネジだと長さが不足していたので、ホームセンターで長めのネジを購入して取付しました。
ネジの種類はM3の35mmで問題なく取付出来ています。
シガーソケットUSBカーチャージャー
Fire TV Stickの給電用に購入しました。
Fire TV Stick以外の充電に使用出来るようにポートが2つあるものを選びました。
USBポートの周りに青いLEDライトが付いているので夜でも接続し易く便利です。
必要に応じて購入するもの
AUXケーブル
私の車(CX-5)にはAUX入力端子が付いているので、オンダッシュモニタのステレオ出力端子とAUXケーブルで接続して車のスピーカーから音声を出力するために購入しました。
Fire TV StickはBluetooth接続での音声出力が可能ですが、私は車のBluetoothの接続をスマホと自動で接続するようにしていて切替操作に一手間かかるので、より手間がかからないAUXでの出力にしました。
オンダッシュモニタから直接音声を出力することも出来ますが、音量と音質を考えるとAUXかBluetoothでの出力にした方がより高音質なサウンドを楽しめます。
シガーソケット分配器
モニタの電源とUSBカーチャージャーで2つのシガーソケットが必要になるので、シガーソケットが1つしかないという場合はシガーソケットの分配器が必要になります。
USB端子も一緒についた2連タイプあたりがおススメです。
HDMI変換アダプタ
モニタにFire TV Stickを取付けた時に、センターコンソールや周辺の取付物に干渉する場合はHDMI変換アダプタを取付けて干渉を回避しましょう。
モニタのHDMI端子は本体右側面に配置されているので、そのままFire TV Stickを差し込むとモニタの右側にFire TV Stickがはみ出る状態になります。
私の場合、モニタのすぐ右側にスマホホルダーを取付けているのでスマホとの干渉を避けるため、Fire TV Stickを下側にはみ出るようにL型の変換アダプタを使っています。
車内用インターネット回線の準備
当然ながらFire TV Stickを使うにはインターネット回線が必要になります。
車でインターネット回線を使う為にはいくつか方法があるので紹介します。
スマホのテザリングを使用する
一番手っ取り早いのがスマホのテザリングを使用する方法です。
最近ではどのキャリアも無料でテザリング使用可能となっているので、追加月額料金不要、追加端末不要で利用できるのが最大のメリットです。
自分のキャリアでデータプランごとのテザリングオプション提供状況を確認してみてください。
ちなみに私はソフトバンクのメリハリ無制限を契約していますが、テザリングオプションは無料でテザリングでの利用可能データ容量は30ギガバイト/月までとなっています。
データ容量の制限はありますがAmazonプライムを高画質で見た場合、30ギガだと21時間程度見れるので月数回の遠出で使う程度であれば十分な容量だと言えます。
モバイルWi-Fiを使用する
モバイルWi-Fiであれば端末を持ち歩くだけでどこでもWi-Fiを使うことが出来ます。
自宅や外出先でもタブレットやPC、ゲーム機などに使えるので車以外でも使いたいという人におすすめです。
デメリットとしては月額利用料金が発生してしまうことですが「そんなの気にしない!」という人向けにデータ量重視と料金重視のモバイルWi-Fiを紹介します。
【データ量重視】GMOとくとくBB WiMAX
『GMOとくとくBB WiMAX』は「データ容量の制限に気にせず使いたい!」という人におすすめです。
他にもデータ容量無制限のモバイルWi-Fiはたくさんありますが、『GMOとくとくBB WiMAX』は以下のメリットがあります。
無制限で料金が安いだけであればもっと安いモバイルWi-Fiもありますが、せっかく月額料金を払って契約したのに「繋がらない」「遅くて動画が見れない」という状態だと旅行やドライブも楽しくなくなってしまいますよね。
その為にも安定した高速通信可能なモバイルWi-Fiを選びましょう!
【料金重視】購入型ポケットWi-Fi POKEFi(ポケファイ)
『POKEFi(ポケファイ)』は月額制でもレンタルでもなく必要なデータ容量だけ購入するプリペイド型のモバイルWi-Fiです。使わない時は料金がかからないので旅行の時など必要なときだけチャージして使うことで無駄な出費を抑えることが出来ます。
100以上の国・地域に対応しているので海外旅行には最適ですね!
【料金重視】縛りなしWiFi
『縛りなしWiFi』は「データ容量よりは料金を重視したい」という人におすすめです。
データ容量ごとにプランが設定されているので、使用頻度や時間に応じて料金を抑えることが出来ます。
『縛りなしWiFi』のメリットは以下のとおりです。
月数回の旅行やドライブで使用する程度であれば無制限である必要は無いので、利用時間とデータ容量を見極めて月額料金を最低限に抑えましょう。
取付状態
もろもろ紹介した商品を取付けた状態の写真です。
写真のとおりナビとFire TVが別モニタなのでナビで行先までの経路を確認しつつ、同乗者が映画やYouTubeを見れる状態になりました。
ちょっと配線がうるさいのとFire TV Stickがモニタの右下からはみ出ているのが見苦しいですが、スマホの無料テザリングで追加月額料無し、追加商品購入費用1万円程度で実現出来たので良しとしています。
モニタのおまけ機能紹介
この記事で紹介したモニタにはちょっとしたおまけ機能があります。
モニタのパッケージにも記載されていますがWi-Fiミラーリングが出来るのです。
Wi-Fiミラーリングを使用するとスマホの画面をワイヤレスでモニタに出力することが出来ます。
下の写真は実際に私のスマホでミラーリングしてみたものですが、スマホと同じ画面がモニタに出力されているのが分かると思います。
この機能はAndroidであれば『画面ミラーリング』、iPhoneであれば『画面ミラーリング』または『AirPlay』というメニューからキャスト先のモニタ名「Enlarger-1484C1」を選択して出力することが出来ます。
この機能を使うとFire TV Stickやテザリング、モバイルWi-Fiを使わずワイヤレスで映画やYouTubeを見ることが出来るので、ここで紹介した方法を大幅に簡略化することが出来ます。
ただし、私が使用してみた実績から
- スマホとモニタの接続が1回で出来ないことが多い
→2、3回接続操作を繰り返さなければならないので接続まで時間がかかる - ミラーリング中に接続が切れる事が多い
→再接続するのにまた2、3回接続操作を繰り返す - iPhoneだとさらに繋がりにくく接続が切れやすい
などの不具合があり、これが同製品すべてに共通するものなのか個体差なのかは分かりませんが、基本おまけ機能としてとらえておいた方が良いかもしれません。
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